なつばて / The summer heat has worn me down. / 苦夏

日本にほん本格的ほんかくてきなつむかえ、わたしがいる東京とうきょう毎日まいにち大変たいへんあつさです。こうなると、あつさによって体調たいちょうくずひとおおくなります。こういった夏特有なつとくゆうの、あつさからくる体調たいちょう不具合ふぐあいを「夏バテなつばて」といいます。「バテばて」とは「バテばてる」という言葉ことばちぢめたもので、「バテるばてる」とは「つかてる」という言葉ことば変化へんかしたもののようです。

あつさによって食欲しょくよくがなくなったり、うごくのがいやになったり、あつくてられずに睡眠不足すいみんぶそくになったり、また冷房れいぼうによるえによって体調たいちょうくずしたり、いろいろな症状しょうじょうがあるのですが、総称そうしょうして「夏バテなつばて」と表現ひょうげんします。まああついので、そもそもこまかいことを他人たにん説明せつめいするのが面倒めんどうくさい、というのもあります。冷房れいぼうによるものは「冷房病れいぼうびょう」などとってたりもします。

この「夏バテなつばて」、もちろん適切てきせつ温度管理おんどかんりをして、水分補給すいぶんほきゅうして、栄養えいようバランスbalanceととのえ、よくるのが一番いちばん改善策かいぜんさくですが、おおくのひとなつるまで様々さまざま症状しょうじょうくるしむことになります。

むかしから、あつさをるには「うなぎ」をべるのがい、とされてまして、毎年まいとし日本にほんこよみで「土用どよううし」とわれるにうなぎをべる風習ふうしゅうがあります。としによって1日いちにちだったり2日ふつかだったりすることがあり、今年ことしは7/21と8/2だそうです。つまり、1回目いっかいめ明日あすということになります。

どこのくにでもあるとはおもいますが、日本にほんではこういった、なにかをべる、というのがおおいようながします。うなぎは日本料理にほんりょうりなかでも代表的だいひょうてき高級料理こうきゅうりょうりですから、このなつ2回にかいべられるのはうれしいんですけどね。